ゲームの公開メモ帳

ゲームについて色々語りたいブログです。主にSwitchや3DS等の任天堂ゲーム機のソフトをプレイして思う事を書いてます。

【ゼノブレイド3】プラシーボ効果、もしくは詫びノポンコインを配って欲しい話

プラシーボ効果とは偽の薬を飲んだのにも関わらず「薬を飲んだ安心感」等の心理作用によって症状が改善する状態、らしい。*1

さて、これから書いていくのは医学的な内容…ではなくゼノブレイド3だ。ゼノブレイド3は任天堂から2022年7月29日に発売されたSwitchのゲームソフトである。*2

ゼノブレイド3の9月8日時点のプレイ時間

ちなみに私はゼノブレイド3を現在110時間以上夢中でプレイしている。
今回は気になっているところを書くがゲーム自体はかなり面白いと思っている。

※ネタバレはたぶんない。

   

 

奇妙な書き出しに思えるかもしれないが2022年9月7日、ゼノブレイド3になかなか衝撃的なアップデートがあった。

  • 「特産もちもち蒸かし芋」「テリツケ風ニニンパイ包み」以外の料理について、各種の効果が正しく発生していない不具合を修正しました。

www.nintendo.co.jp

任天堂公式より*3

これにはただただ困惑した。落胆と言うか呆れたと言うか。どう気持ちを整理しようか。とりあえず、まずはゲームの料理システムについて書きたい。

ゲームによっては料理(食べもの)を食べることにより特殊な効果を得られるものがある。代表的なものだと「空腹の回復(マインクラフト、ポケモン不思議のダンジョンシリーズ等)」だろうか。牧場物語3つの里の大切な友だちでは時間経過を調整する料理や移動速度向上の料理があったりした。2021年末に放送されたゲーム総選挙で1位だったゼルダの伝説ブレスオブザワイルドでも料理システムがあり、攻撃力や防御力を上げるものや最大HPの一時的増加等の効果を得られた。

ゼノブレイド3でもこの料理システムが採用されており、敵を倒した時の経験値や獲得金を増加させてくれる等の効果を持った料理が用意されていた。…はずだった。

ほとんど全て噓だったのだ。

(※今は改善したのでこれからプレイする人には料理システムについては全く問題ない)

私がゲーム内で主に食べていた料理の中に「特産もちもち蒸かし芋」や「テリツケ風ニニンパイ包み」はない。つまり今まで私はゼノブレイド3の料理の恩恵を受けていないと言っても過言ではない。素直にショックである。

料理のグラフィックも結構凝っていると感じていた。ひとつひとつ違うグラフィックが用意されていておいしそうだった。見掛け倒しとはこのことか?

料理効果あるのが2種類だけってそりゃあ困惑する。クリアしていないしそこまでやりこんでいないので全部で何種類料理があるのかは知らないがゼノブレイド3には結構な種類の料理がある。それがほぼ全部効果なしとか今でも信じられない。

私が主に料理していたのはアイテム収集に役立つ「さわやか涼風バイスサンド」、クラス経験値アップ効果を持つ「激辛豆のピリピリ煮」、「ことことマルティ煮込み」それにもうひとつ、とある登場人物の料理も作っていた。

効果としては「クラス経験値アップ」に特に期待をしていた。クラス経験値を得ると、メインキャラクターたちはマスターアーツという他のクラスでも使える技を獲得できたりする。アーツと呼ばれる技は基本的にはクラスごとに設定されたものしか使えないがマスターアーツを得ると、他のクラスでも特定のアーツを使えるようになる。つまりクラス経験値を集めると使える技の種類が増えたりするのだ。

使える技が増えると戦闘の幅が広がる。例えばアタッカーで得た技をヒーラーでも使えるようになる。これでどんどん私は戦闘が楽しくなっていき、クラス経験値上げをしていたのだ。先に述べた「ことことマルティ煮込み」等の料理でクラス経験値上げや他の効率が上がると信じていた。

素材を集める為にストーリー進行からそれて特定の敵キャラを何回も倒したり、素材ガチャとかしたり。面倒になったら銀ノポンコイン(それなりに貴重なアイテム、と言うかストーリー終盤以降だと集めるのが厳しそうに感じる)という代替アイテムで作ったりもした。その素材やアイテムたちが全て無駄だった。クラス経験値アップなんて効果はなかったのだから。はあ。詫びノポンコインを配って欲しい。

効果がないのを知らなかった私は、まんまと騙されていたのだ。それでも食事効果があるとありがたがっていた。それで冒頭のプラシーボ効果につながる。

実際私はクラス経験値アップの恩恵を受けていると確かに感じていた。なんか経験値の入りが悪いと感じた時も料理のことは疑わなかった。クラスレベルは銀ノポンコインでも上げられたからちょっと上げるのが面倒な時はここでもノポンコインに頼った。クラス経験値アップの効果が反映されていたら私はおそらくここでのノポンコインの消費を抑えられたと思う。詫びノポンコインを配って欲しい。

誤解しないで欲しいのだがクラス経験値を上げるための経験値稼ぎは結構楽しかった。ゼノブレイド3の戦闘自体がとても楽しいのだ。ユニークモンスターという強力な敵と再戦したりしてイキイキとクラス経験値を稼いでいた。稼ぎ行為が楽しいとかゲームとしてよくできているなと感じたものだ。こんなに楽しいのにクラス経験値も上がって使える技が増えるなんて最高だとすら思っていた。経験値アップボーナスがあっても多少時間がかかるなあ、まあゼノブレイド3製作スタッフがゲームバランスを考えて調整してくれているんだろうし仕方ないかと私は納得していた。プラシーボ効果に洗脳されていたのだ。

とりあえず、「テストプレイをちゃんとして欲しい」と強く望む。料理という目立つ要素のテストしていないとか信じられない。確かにゼノブレイドシリーズは物量が凄くてデバック等が大変なのだろう。しかし基本はちゃんとして欲しい。せっかく料理のグラフィックも凝っていてシステム的にもかなり良いなと感じていたのに。アプデで改善すればよいとか思っていたのかもしれないが。

まあゲーム自体は今のところ楽しめているので詫びノポンコインさえあれば私としては問題ないと思う(詫びノポンコインが来ても今の心情を記録しておくためにこの記事は残すと思う)。

※もう一度書いておくが今はアプデで改善したので料理システムには問題はない。

今のモヤモヤした気持ちをまもなく(2022年9月9日)発売のスプラトゥーン3*4で発散してスッキリしたい。その後ゼノブレイド3を再開しようと思う。

色々書いたがゼノブレイド3は2022年9月8日現在すでに110時間以上プレイしておりとても面白いと感じている。広大なフィールドの探索はとてもワクワクするし景色も素晴らしいので色んなところに行きたくなる。サブクエスト(特にヒーロークエスト)が横道とは思えない完成度で、優先的にフィールド探索やサブクエストをしているせいでメインストーリーが進まない笑

まだクリアしていないし2周目以降もプレイしようと思っているのでまだまだ楽しみたい。

そう、ゼノブレイド3自体の面白さは決してプラシーボ効果ではなく、

ゲームとしての本来の魅力や楽しさのおかげなのだ。

そうだろ?タイオン。