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【栄冠クロス】早川あおい、甲子園のマウンドに立つ【パワプロ】2023年9月23日

早川あおいにスポットを当てた栄冠ナインクロスロードのプレイ記録

 

某年の夏、高校野球宮城県大会決勝の動画が話題を呼んでいた。

アンダースローの女性選手が最後のバッターを抑えたのである。

彼女の帽子に書かれているのは「R」。

恋恋高校。歴史はまだ浅いが特待生を集めて着実に力を付けていた。

私はこの恋恋高校の監督である。今年で4年目だが待望の甲子園大会へとたどり着いた。当初野球経験すらなく、野球を「魔物に好かれた方が勝つスポーツだろ?」と思っていた私を恋恋高校は招いたのだ。たった4年でよくここまで。我ながらそう思う。

 

   

 

彼女ー早川あおいが入学して来た今年の4月からの出来事を忘備録的なナニカとして書き残そうと思う。

球速134km /hの直球とシンカー、そして緩急を付けたピッチングが武器。

球威やコントロールやスタミナは高校基準だと大したことはない。

しかしフォームはアンダースローアンダースローとしてはプロ並みの球速の女性選手ということで中学時代からマスコミが取材に来ていた注目選手だ。

そんな投手がなぜ弱小の恋恋高校に来たのだろうか?確かに力を付けてきたが、所詮は弱小である。早川は入部の時こう言っていた、「柳生さんがいたから」と。

柳生ー柳生鞘花。「剣道の経験でバッティングが上手い」という新聞の評価を見てそんなバカなと思いながらも特待生として迎入れた女性選手だ。ヒットを打つ才能もホームランを打つ才能もある。

弱小のウチにはもったいない選手のひとりだと思う。

近年高校野球では女性選手も登録可能になった。しかし女性選手の人口は決して多くない。そんな中プロにすら注目されている女性選手ー柳生の存在は早川にとっては大きかったのだろう。

早川が来たのも柳生のおかげー柳生さまさまである。

 

 

早川あおいの意外な一面を見たのは入部時のちょっとしたレクレーションだ。

とある上級生と早川はオセロで勝負をしていた。盤面は上級生有利、早川は敗色濃厚だった。

すると、早川はあろうことか盤面をひっくり返したーそのままの意味で。つまり、オセロ盤をひっくり返してしまったのだ。高校生が、レクレーションで、上級生相手に…正直引くくらい短気だ。だが負けるのが何より嫌なのだろうープラスに考えることにした。実際、打ち込まれて焦り手元が狂うピッチャーよりは打たれて怒るピッチャーの方が良い気もする。上級生の先輩相手にも容赦なくキレる早川は大物になりそうだ。

「まだ女性選手は甲子園のマウンドに立ったことがない」早川入部時の言葉だ。「甲子園とプロをこの恋恋で目指して、野球を頑張る女の子の目標になりたい」と語る早川の目を見て、なんとしてでも甲子園に導いてやりたくなった。

 

 

さて、早川にオセロで勝っただけで怒られた上級生とは。

天才ー猪狩守。あの猪狩コンツェルンの御曹司である。

「恋恋に猪狩が入学するのは野球界にとっての損失」

「猪狩君はあかつき大附属に行くべき。弱小の恋恋ではプロ入りも厳しい」

私や恋恋高校が大バッシングを受けたのは記憶に新しい。

まだまだ弱小の恋恋高校、監督は野球経験すらない私。世間のご立腹は尤もである。

ただ、しばらくすると猪狩コンツェルン金の力で説得して世論がおとなしくなった。

猪狩曰く「強い高校で甲子園に行きプロの道へ、それも良いが弱小を導いて甲子園に行くのも悪くない」

漫画の主人公のような展開を再現しようとしていた。

猪狩は本当に弱小の恋恋にはもったいない逸材だ。

そしてチーム一の努力家でもある。

あの猪狩でも猛練習をする、他の恋恋野球部員にとっては良い刺激になっただろう。

猪狩コンツェルンの最新の練習機材をヘリでその日の内に設置した時は住んでいる世界が違うと感じたものだ。

ピッチングだけではなくバッティングも猪狩の強みだ。公式戦でホームランを放つ猪狩を見て「弱小のウチ(恋恋)に猪狩が入るー本当に野球界にとっては損失では?」と私も思った程だ。

 

早川に話を戻す。

5月の頭、早川に「ファーストを守れるように練習して欲しい。猪狩が引退するこの夏まではリリーフをしてもらう」と伝えたら面白くなさそうな表情をしていた。さすがに今の段階では猪狩の方が実力は上、それは早川もわかっていただろうー納得できるかどうかは別だが。そこで私は言った。「猪狩も2年まではファーストを守っていたぞ」早川が納得しかけている。「ピッチャーマウンドからは見えない世界も将来早川の助けになる(かもしれん)」()の中は小声で早口で言った。そして「猪狩ひとりで全試合9回まで常に完投できるか?もしかしたらできるかもしれんが野球に絶対はない。もしも猪狩がバテた時に後ろを任せられる投手がいて欲しい」すると早川も夏大会まではファーストを守り投手としてはリリーフになる決心をしたらしい。「猪狩先輩が引退するまで、ですから」上手くいった。「世界が云々」はぶっちゃけわからない。再度言うが私には野球経験はない。スカウト曰く「まじめすぎて、だまされやすい一面も」。今回は助かったがだまされやすいのは直すべきだろう。

 

早川が一塁を守れるようになったので夏大会のスタメンが確定した。

記録しておこうと思う。

1番ショート:中之島(2年)

ヒットを打つ能力が非常に高い。鍛えればプロでも3割近く打てるポテンシャルはあるだろう。

2番センター:我妻(3年)

弾道を上げさせた後は3年間ひたすら走らせた。通好みのバッティングはプロのスカウトの目に止まっているだろうか。

3番セカンド:須々木(2年)
打撃センスはピカイチ。とりあえず1年間走らせたが今後は打撃練習に専念させたい。

4番ピッチャー:猪狩(3年)

チームで唯一本塁打を打っており打点もチーム最多。

チャンスでの勝負強さでバッティングでもチームを勝利に導く。

5番ライト:柳生(3年)

女性選手にして3年夏甲子園出場までで打率4割を誇る。プロでも通用しそうなバッティングセンスは今後も伸びるであろう。

6番レフト:上田(3年)

高校生らしからぬ威圧感を放つ。勝負強いバッティングでチームを支える。

7番サード:加来(3年)

積極的にカットして相手投手のスタミナを削る。

8番キャッチャー:小鷹(1年)

女性選手。猪狩引退後は早川と同学年スタメン女性バッテリーになる。

リードだけなら今すぐプロ野球に放り込んでもトップクラスに違いない。

9番ファースト:早川(1年)

いざという時に猪狩からマウンドを引き継ぐ。猪狩引退後はエースになる予定だ。

今年の夏の県大会は危なげなく、初の決勝戦進出。そして決勝の相手にも総合力で勝っていた。

そして優勝。最後にマウンドに立っていた早川が各所で話題になった、というのが冒頭の状況だ。

今回の県大会の結果。6失点した試合もあったが誰もそこまで気にしていない。「野球に絶対はない」からだ。

 

甲子園出場決定後の7月23日、早川が本を読んでピンチにかなり強くなった。部員全員毎日たくさん本を読んでくれ。

 

 

 

 

さあ、甲子園大会。

猪狩がいれば甲子園優勝も夢じゃない。

 

 

 

 

…現実は非情であった。

甲子園大会1回戦、対戦相手はあかつき大附属。

恋恋高校VSあかつき大附属…パワプロ9の地方大会かな?

猪狩がまさかの初回4失点ノックアウト。

2回に新たに2人ランナー出したところで慌てて早川に交代。

早川あおい、甲子園のマウンドに立つー望んだ形ではないが。

 

それでもあかつき大附属の勢いは止まらず…完敗であった。

0-18。文字通り手も足も出なかった。

望んだ形でないにせよ甲子園のマウンドに上がった早川は、

「ボクは今日甲子園で投げた165球を胸にこれからもがんばります。猪狩先輩もプロでがんばってください」と力強く語った。

165球。灼熱の甲子園で初の女性ピッチャー(1年生)に私が投げさせた球数である。ネットや世間は私をバッシングしまくって猪狩コンツェルンがなんとかする、様式美になりつつある。今回は収束まで少し時間がかかりそうだ。「野球に絶対はない」「全て私(監督)が悪かった」「相手がただただ強かった」とインタビューで言ったが逆効果だった。

全国各地から鳴り響く大バッシングをBGMに、私は「またいつか甲子園に、そして優勝旗を…」と決意を新たにしていた。

 

翌日練習している早川の様子を見たらいつも通りだった。

早川あおいは、くじけない。

私へのバッシングは、収まらない。

 

 

(備考)

早川あおいの165球」

早川(1年)甲子園1回戦:613回165球自責点12被安打21被本塁打1

早川あおいは、くじけない。

猪狩守のプロでの飛躍に期待したい。

あとがき

2023年9月23日現在栄冠クロスの事前登録キャンペーンの報酬で早川あおいが貰えます。

早川あおいが貰えるから、

パワプロ9の恋恋高校編できるじゃん!

栄冠クロスではこういう訳で「恋恋高校」でプレイ中です。

現在4年目…とかは上でもう書きましたね。

栄冠クロスは「パワプロサクセスキャラメインの栄冠ナイン」で今のところ私は大好きです!

(気になるところもありますが…)

栄冠クロスについて言いたいことはまだまだありますが別の機会にでも。

 

今回はこのブログでは2019年以来4年ぶりの栄冠ナイン記事でした。

※ちなみに最近のパワプロ本編でも栄冠ナインはやりまくっています。

画像

 

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