ゲームの公開メモ帳

ゲームについて色々語りたいブログです。主にSwitchや3DS等の任天堂ゲーム機のソフトをプレイして思う事を書いてます。

オブラ・ディン号の帰還 :徐々に明らかになる真実に迫る快感、もしくはゲームと他メディアの違い 【Return of the Obra Dinn Switch ver.】

-私は普段からゲームと他メディアの違いを

考えていますが今回はミステリーゲームと

他メディアのミステリーの違いについて

考えながらプレイしました-

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オブラ・ディン号の帰還

ひさしぶりに新規ミステリーゲームをプレイしました

ec.nintendo.com

           

                -目次-

 

 

・特徴、ボリューム、グラフィック

 

 ・特徴

ミステリーゲーム

選択肢が膨大な為に憶測「だけ」では解明不可能

憶測や総当たりを使うにしても

推理を進めて選択肢を減らす必要があります

徐々に、本当に少しずつ明らかになる真実を元に

推理を進めていくゲームです

難易度は高めだと思います

 

 

・ボリューム(私のクリア時間)

ネットでネタバレを一切調べずプレイ

18時間20分程度でクリアしました

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大体15〜25時間でクリアできると思います

ここ最近集中してこのゲームだけプレイしていましたが

他のゲームと並行してプレイしていたら

もっと時間がかかっていたかもしれません

値段分は絶対に楽しめたと思います 

 

・グラフィック

モノトーンです

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他のSwitchのゲームだと

マリオオデッセイの「点描」や「漫画」が近いと思います

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・目的

19世紀初頭に失踪を遂げたイギリスの船、オブラ・ディン号が

4年後に姿を現しました

主人公は保健調査官として船の調査を始めます

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ゲームの目的は当初船に乗っていた

60人の安否確認

名簿に詳細な安否を記録していきます

 

ある人物から託された謎の懐中時計を使い捜査をします

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そしてほぼ白紙の手記。

事件の捜査を進めていく内に記載されていきます

 

さて、謎の懐中時計は

死者の残留思念が残した最期の瞬間を映し出します

主人公はあたかも最期の瞬間に立ち会ったがごとく

そのシーンを移動して調べる事ができます

私がこれまでプレイしたゲームだと

逆転裁判6霊媒に近いと思いました

逆転裁判6と比較すると

最期の瞬間での捜査、推理に特化しています

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懐中時計が映し出す映像を見れば

手記に記録が埋まっていきますが

人物の安否確認は自分でやらなければいけません

まずは該当者を60人から選択

そして、例えば他殺と推定したとしても

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殺害方法はもちろん、

犯人も60人の中から断定しなければなりません

もし当てずっぽうで

全部当てられたら

ロト6でも買いましょう

ただのすごい人ですね

推理をしなければ憶測すらできません

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手記に最初から描かれている情報で特に重要なのは

スケッチです

ここから読み取れる情報が推理のカギとなると思います

特にこの船上裁判

多くの人物が描かれています

命令を出していそうな人

命令通り銃を打っている人

見物している人

悲しんでいる人

とりあえず銃打っている人達は

「船長ではないだろう」と

推理できるのではないかと思います

 

・推理のコツ

f:id:tharja_neftyscyther:20200308191506j:plain3人の正確な安否の判明がされる毎に

確定情報として手記に記載されます

段々に埋まっていく真実に私は快感を覚えました

さて、推理のコツとしては

やはり現場をよく調べる

モノトーンなのでわかりにくいシーンも多いと思います

私はとにかくじっくり見ていました

死因すらわかりにくいのであれこれ推察

ああこの傷は、こうやってできたんだな

これ刺殺だと思っていたけど

もしかして本当の死因は…

とにかく現場を調べました

 

 

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「誰!?」

隅々まで調べたら、意外な発見があるかもしれません

「このシーンは何なんだ」

最初は意味不明なシーンも

後から見直したら納得したり、新たな発見があると思います

ミステリーの醍醐味ですね

 

後は、色々な情報からの推察です

服装、言語、行動、文化

名簿やスケッチから読み取れる人間関係

普段ゲームをする時に使わない知識も役に立つかもしれません

 

幾重にも隠された真実は

本当に少しずつ明らかになっていきます

難しいかもしれませんが解けた快感もひとしおです

謎が謎を呼ぶオブラ・ディン号

緻密な捜査や推察の先に

私は謎を解く快感を味わいました

 

・感想;もしくはゲームと小説、マンガ、映画等他メディアとの違い

私は普段からゲームと他メディアの違いについて考えています

今回はミステリーゲームとミステリー小説等

他メディアのミステリーとの

違いについて考えながらプレイしました

例えば、他のメディアの場合

振り向いたら、犯人がいるかも

と思っても、作り手の用意した視点でしか

物語が見えません

ゲームは、他メディアよりも

受け手の自由度があると思います

ちょっとこの部屋が気になるなと思ったら、

自分の視点で調べる事ができます

まるで自分が探偵にでもなったかの様な感覚に

他のメディアよりもなれると思います

私がゲームの中でも特に3Dアクションゲーム

(例:スーパーマリオオデッセイ)等の

3Dゲームが好きなのは

やはり、自由度が高いからだと思います

「そこで右に曲がったら、何かありそうなのに」

と思ったら思うがままに調べられるのが

ゲームというメディアの良い所だと思います

 

・あとがき

手軽に遊び始める事ができるミステリーゲームとしては

オススメのゲームです

ミステリーゲームは逆転裁判シリーズを主にプレイしていますが

新規ミステリーゲームもやはり良いですね

他のSwitchのミステリーゲームもプレイしてみようと思いました